先日からの続きです
そう
『ヤング骨なしGoGoアメリカ』です
(このタイトル書くの恥ずかしくなってきました)
何とかLAでの生活に慣れはじめた頃(渡米2ヶ月目くらい)
ヤング骨なしはヘッドハンティングされました最初に勤めたお店の人にも色々とお世話にはなりましたが
このお店のオーナーとの距離感が否めず
定住を望むヤング骨なしには致命的・・
アメリカの社会で合法的に定住していくには、どうしても解決しないといけない問題が有ります
そう
”ビザ”です
元々アメリカ国内に誰一人知り合いの居ないヤング骨なしに、就労ビザで入国する術など無く
観光ビザで入国してから、永住権を取得するしか有りません
幸いな事に、手に職を持つヤング骨なしは、その点ではかなり有利で
永住権、もしくは、市民権を持つ人が経営する店にヤング骨なしを必要とするなら
弁護士を通して申請、最短で約3年程で永住権の取得ができます
ただし、一旦申請を開始すると、当然のことながら職場を変わる事も
アメリカから出る事も許されません(取得すれば出国は自由です)上記の条件が有るが故、永住権の申請をエサにそれを欲しがる人を
最低の条件でこき使うタチの悪いオーナーも多く
そう言う意味でのこの店のオーナーの評判は最低で事実、ヤング骨なしのこの当時の給料は1時間$3.5で、
州法で定める処の最低労働賃金(ま、それでも生活は楽でしたが)
「永住権は1年続いたら考えてやる」とのこと・・
つまり
ヤング骨なしが永住権を手に入れるのは、
この店に居る限り最短で4年後(たぶんもっと時間をかけられるでしょうが)
どんな手段を使おうと、永住権を手に入れたいヤング骨なし
「こうなりゃアメリカ娘騙くらかして結婚して永住権手に入れるか?」等と企むも、そんな技量は持ち合わせておらず
「どうするべ?」と思案のところへッドハンティングの話
その店のオーナーが直接来てくれた上に
1ヶ月$1500のギャラと
『来てくれた時点で、永住権の申請しますよ』と約束
そうなりゃ当然!あっさり移店(笑)ヤング骨なしの本当の意味でのLAでの生活はこの時点で始まりました
親友のケンちゃん、ジュンちゃん、ミチコさんとの出会い
ターニアとの付き合い
ミヨちゃんとの切ない恋
沢山有りすぎて何から書くか迷います(笑)そうそう、
この時点で書いておかないといけません
この店に移店して来て1ヶ月が過ぎた頃からですが
(よくコメントしてくれてる、
みおっちのカキコでも触れましたが)
ヤング骨なしは強烈なホームシックに悩まされるようになります
ホームシックと聞けばイメージとしては柔らかく聞こえますが
ここでいうホームシックは、日本が恋しくてたまらなくなる、いわゆる”ジャパンシック”で
(外国で生活した事がある人なら経験があるとおもいますが)
その辛さは想像以上にキツイものでした
コインを投げて人生を決める様なヤング骨なしでも、
こいつにはかなり悩まされました
前出のミヨちゃんのルームメイトの女性が、このホームシックにかかり
ノイローゼ状態に陥り、言動までおかしくなり始めたため、慌てて日本に帰した・・
なんて事もありました
人間の根底の”コミュニケーション能力”を遮断されると、人はかなり脆くなります
どうしなくても異文化の中での生活の上に
テレビを点けても英語、ラジオも英語、新聞、雑誌、等々
ありとあらゆる情報源が全てがメインランゲージの日本語では無い英語に入れ替わると、
孤独感と不安は加速され個人の価値観すら歪んできます
彼女は英語留学のため一年の期限で渡米して来ていましたが、
彼女の英語力は当時のヤング骨なしと大差なく、結果その一年が耐えられなかった・・・
この時点でヤング骨なしは、永住権申請中
最低向こう3年はアメリカの国境を越えることは許されず
当然、日本に帰る事など出来ません
最終的には、ヤング骨なしが入国した年には、南米で記録的な悪天候が続き、
歴史的飢饉が発生、飢饉を逃れようとした人々がアメリカへ・・
この南米からの人口流入が止まらず、国家レベルで治安と経済状態が悪化
たまりかねた米国政府がこの年に入国した外国人全てに
(なにせ、建前上人種差別の無い国ですから)永住権は出さないと宣言
つまり、ヤング骨なしの永住権申請は水の泡、
アメリカでの生活を断念して帰国
っといった落ちが付くのですが
この時点では、そんな宣言はまだ出ておらず
皆に支えて貰いながら懸命に耐えていました
こんな状況を踏まえつつ、明日へ続きます
なんか、堅い内容になってしまいました(笑)
本日は定休日です
makimakiさん、間違えないでね